安全性の考え方 武谷三男編
この本は次の各項から成っている。
1 主婦のちから
2 小児マヒと母親
3 水俣病
4 公害の街・四日市
5 沼津市・三島市・清水町住民の勝利
6 三井三池の悲劇
7 白ろう病
8 原子力の教訓
9 薬の危険性
10 加害者と数字
11 「原因不明」のからくり
12 法律の限界
13 安全性の哲学
一つだけ引用させていただく。P219にある。
「これは”危険が科学的に証明されなければ、それまでは禁止しない”ということだが、しかし、世界中に、水銀を日本のようにバラまいている国がどこにあるか。水銀農薬で、一人でも、二人でも。。」
「それを称して”科学的”というのだからあきれ返る。あきれるばかりでなく、それこそ、”危険な科学”になってしまう。」
これが1967年。